セキスイハイムpresents

アーツ&クラフツ商会

【放送】
毎月 第一および第三月曜日
夜11:00~11:30
ナビゲータ/坂井真紀

Episode1 屋根の下で作られる理由

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時代を経ても価値の変わらない家とは何だろう。
そもそも住宅の価値とは何だろう――。
その答えを探しに、セキスイハイムの工場を訪ねた。
そこには驚きの光景が広がっていた。

工場見学は驚きの連続

晴れ渡る秋空のもと、
東京ドーム2つ分という広大な敷地に建てられた工場を訪ねた。
目的は、セキスイハイムの工場見学である。

セキスイハイムの住宅は、大部分が工場で作られる。
でも、どうやって? そんな素朴な疑問を胸に、
将来の我が家がどのようにして作られるのか、
まずはこの目で確認しようと考えたのだ。

工場内に足を踏み入れた我々を待ち受けていたのは、
ずしんという大きな音と地響きである。
鉄骨で組まれた「ユニット」――重さ約1トンほどの構造体。
セキスイハイムの鉄骨住宅は、サイズ・仕様の異なる複数の
ユニットが結合されることで作られる――が、
高さ5メートルの頭上から落とされた音。
もちろん、ユニットは無傷。
それどころか専門スタッフの測定によって、
ほぼゆがみが生じていないことが確認された。

屈強かつ可変性の高い空間

ユニットの抜群の強度を理解した我々は、
その興奮冷めやらぬうちに工場内部へ。
入口付近にディスプレイされているのは
ユニットを連結したスケルトン状態の住宅だ。
鉄塔のような色をした鉄鋼は、
溶融亜鉛アルミニウムマグネシウム合金メッキが施されたもの。
この防錆処理は、通常の溶融亜鉛マグネシウムの3~4倍の強さがあり、
その平均耐用年数は約140年※1(屋内環境の場合)を確保する。

柱と梁を一体化したユニットが結合すると、さらに強固になる
この構造は、超高層ビルにも用いられるラーメン構造を応用したもの。
さらに、その接合部分には明石海峡大橋にも用いられる
ハイテンションボルトなどが用いられ、ユニット同士は強固に結合される。
我々がまず驚いたのは、建物内部の広さだ。
通常ならあるべきところに耐力壁や筋交いがなく、
柱の数も少ないように感じられる。
これも同構造のメリットのひとつだろう。
柱と梁を溶接により強固に一体化する「剛接合」させているため、
間仕切りの少ない広い空間を確保できて設計の自由度も高まるし、
大型地震にも備える強度を発揮してくれるのだ。

「みなさんは家を建てるときに、今の生活を基準に空間を
カスタマイズしようと考えがちです。
しかし、10年後、20年後のライフスタイルは今と同じでしょうか? 
家族の増減や暮らし方が将来どのように変化するのか、
なかなか予測がつかないものですよね。
だからこそ、先々を見据えてフレキシブルな空間を
確保できるようにすべきなのです」と語るのは、
積水化学工業株式会社 住宅カンパニー 広報グループ 辻彰裕さん。
例えば家族数の多い時に個室スペースごとに
間仕切りを設けて建築したとしても、
それらの間仕切りのほとんどが構造耐力と関係なければ、
将来のライフスタイルの変化に対応して、
間取りの変更などリフォームの自由度も高まるというわけだ。
20年前後で家の建て替えが当たり前だった時代ではなくなり、
世代を超えて住み継ぐことが経済的にも環境的にも重要になっている
今だからこそ、この点をおさえておくべきだといえる。

一定の環境で、一定の作業クオリティを実現

次に移動したのは、工場内の高い場所。全体を見渡すと、
そこには整然とした生産ラインが形成されていた。
鉄骨の加工から外壁をはじめ、床材、天井材などの
ユニットへの取り付けや、配線、水回りなど、
あらゆる工程がスムーズに流れてく。

工場でつくられるメリットのひとつは、部材が風雨にさらされる心配や、
悪天候等による工期の遅れの心配も極めて少なくできること。
一般的な在来木造住宅の現場作業が約115日~約135日前後で
あるのに対し、工程の大部分が工場で作られるセキスイハイムの場合は、
最短で約60日※2と、工期は大幅に短縮されるのだ。

また、一般の建築現場では使用不可能な技術が
使えるのも大きなポイント。
たとえば、ボックスラーメン構造の要となる柱と梁の接合部は、
セキスイハイムでは、大型機械により溶接して一体化させる。
これは、工場内だからこそ可能な作業のひとつだろう。

ここで、実際の建築現場を想像してほしい。
職人たちは慣れているとはいえ、足場の不安定な場所や
無理な姿勢での作業を強いられるケースも多々あるだろう。
一方、工場内は工程ごとの専業制で、
しかも熟練の技術者たちが無理のない安全な姿勢で作業ができ、
最も力を発揮できる状態が確保されるよう設計されている。

「一定の環境で、安定した作業が行われるよう、
継続して各工程の動線に無駄がないかなどをチェックし、
常にラインの改善を図っています」(前出、辻氏)。


こうした取り組みによって、
設計通りの性能を実現する作業環境が確保されているのだ。

設計通りの性能を実現する高品質の家

短時間ではあったが工場で行われる作業の全体を見渡した我々には、
工場で作られる住宅への信頼感が生まれていた。
一定の環境のもと熟練の作業員が、最適の技術を駆使して作業にあたり、
しかも専門スタッフと、コンピューターによる
二重の厳重な品質チェックが繰り返される光景を目の当たりにすれば、
それは当然のことかもしれない。こうして完成したユニットは、
工場から一つずつトレーラーに乗せられ現場へと運ばれていく――。

「価値の続く家」。それは設計通りの性能を実現した高品質の家。
しかし、その本当の価値は、建築後の
実際の暮らしの中で実感されるものでもある。

次回は、建てた後を見据えたセキスイハイムの家造りの真髄に迫りたい。

※1 国土交通省が認める耐用年数に関する特別評価方法による一般部。
※2 条件等により、工期が異なる場合があります。

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