セキスイハイムpresents

アーツ&クラフツ商会

【放送】
毎月 第一および第三月曜日
夜11:00~11:30
ナビゲータ/坂井真紀

2015.11.16
「アーツ&クラフツ商會」出張展 in 京都 下鴨茶寮 イベントレポート

「アーツ&クラフツ商會」出張展 in 京都 下鴨茶寮 イベントレポート

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世界に誇るニッポンの伝統工芸に魅了された店主が、その美意識と技術力をひもとき、
現代のアイデアで暮らしを豊かにしてくれる新しいアイテムを生み出す――そんなテレビ番組「アーツ&クラフツ商會」が、
京都の老舗料亭「下鴨茶寮」とコラボレーションし、これまでに制作してきた実験的名品の数々をお披露目するギャラリーを設置。
開幕前には前夜祭も行いました。
ギャラリーの様子
番組から生まれた伝統工芸の品々
生花パフォーマンス
懐石料理をいただきながらのトークセッション
(左)平小山薫堂 (右)華道家の笹岡隆甫
京都ならではのおもてなし

開催概要

「アーツ&クラフツ商會」出張展 in 京都 下鴨茶寮
主催 / BS朝日、セキスイハイム
日時 / 2015年9月7日(月)~10月31日(土)
会場 / 京都 下鴨茶寮(創業安政三年)
催事 / ギャラリー

イベントレポート

東京の二子玉川 蔦屋家電にて開催した
「アーツ&クラフツ商會出張展 in 二子玉川 蔦屋家電」
に続く第2弾イベントとして、
「アーツ&クラフツ商會出張展 in 京都 下鴨茶寮」を、
2015年9月7日(月)~10月31日(土)の会期にて開催。
期間中は、我が国最古の神社のひとつ「下鴨神社」近くに佇む、
1856年創業の老舗料亭「下鴨茶寮」と番組との
コラボレーションによって、料亭をミュージアム化。
京都が誇る料亭の和のしつらえに映える、
伝統工芸の品々を展示しました。

暖簾をくぐる来場者を迎えるのは、料亭内に設けられた
特設ギャラリーを彩るニュークラフツの数々です。
展示したのは「江戸切子の照明スイッチ」や「美濃和紙のスリッパ」、
「尾張七宝の表札」、「肥後象嵌の押しピン」など11品。
番組から生まれた伝統工芸の品々を、
実物を間近にみた感動を語り合いながら、ご覧になっていました。

前夜祭 生花ライブパフォーマンス

イベントに先立ち9月6日(日)には、特別招待のゲストをお迎えし、
「下鴨茶寮」にて前夜祭を行いました。展示したニュークラフツは、
常設品に「津軽びいどろの手洗い台」や「藍染めの木製トランク」
などを加えた計18点。

ニュークラフツの展示を楽しんだ参加者は広間へ移動し、
今最も注目を集める若手華道家、
未生流笹岡(みしょうりゅうささおか)三代家元、
笹岡隆甫(りゅうほ)さんによる生花パフォーマンスを鑑賞。
厳かなBGMとともに、大きな枝を手に登場した笹岡さん。
やわらかな表情で手元の花、そして会場をゆっくりと見渡しながら、
優雅な手つきで花を生けはじめると、少しずつ静寂に包まれる会場。
ゲストも息をのみその一挙手一投足を見守っていました。
可憐なコスモスやユリの花、そしてヤマシャクヤクの実(*)に、
鮮やかなナツハゼの赤い葉……。
「一足早くみなさまに紅葉をお届けしようと思いました」と笹岡さん。
パフォーマンスには、盛大な拍手が湧きました。

* 初夏に白い美しい花を咲かせ、秋になり実が熟すと結実しない赤色と
結実した黒色の種子ができるキンポウゲ科の花。

トークセッション

見事な花手前(生花パフォーマンス)に続き、
放送作家、脚本家であり下鴨茶寮の亭主でもある小山薫堂さんが登場し、
笹岡隆甫さんとの対談がスタート。
笹岡さんは100年続く華道家元、未生流(みしょうりゅう)の
三代目として、小山さんは1856年創業の老舗料亭の亭主として、
互いに伝統を受け継ぐことの苦悩や喜びについて語り合い、
ゲストは目の前に供される京懐石料理を召し上がりながら、
流れるような会話を楽しまれていました。

最後に、テーマである「時を経ても変わらない価値」について伺うと、
「生花における花への感謝の念が大切であることと同じように、
日々の暮らしのなかでも“ありがとう”の気持ちが大事で、
その蓄積こそ価値を生むのではないでしょうか」と話す笹岡さんに対し、
「住宅にたとえるなら、ずっと住まうほどに、思い出が蓄積され、
住まいが愛おしくなる、そんな積もる想いをいつまでも大切に
育んでくれる家。そういった存在が、
変わらぬ価値を生むのではないでしょうか」とまとめる小山さん。
ゲストは、打てば響くような含蓄に富む会話と美しい料理を
味わっていらっしゃいました。

対談の後は、舞妓さんも登場。ガラス越しに映る京都の夜景を背景に
美しく舞う舞妓さんの動きにうっとり。
生花に京懐石、そして舞妓さんの舞……、京都ならではのおもてなしに、
会場も大満足のまま、前夜祭の幕は下りました。

写真:宮野正喜

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